らくよう日和

管理人が分かったことや気づいたことを投稿します

国立大卒が高校生に伝えたいこと

自分のこれまでの人生で高校生が最も時間がなく大変だった。現在高校生の人やこれから高校生になる人に伝えたいことは以下の2つだ。

  1. 自分が本当にやりたいことが何か考え続けよ

  2. やりたいことが分かったら、それにリソースを集中せよ(リソース配分)

1.自分が本当にやりたいことが何か考え続けよ

やりたいことは、勉強、課外活動、趣味、部活、恋愛、アルバイトなど何でもいい。

やりたいことが分からない人は八木仁平氏の本を読むべきだが、読んだからと言ってすぐに見つかるわけではない。読んだその場でピンとくることもあるが、内容を一旦頭の片隅に入れて生活することでだんだん分かってくるという本だからだ。ただ早期に読むほど効果的なのは間違いない。

やりたいことが分からない人は勉強を選択するのが低リスクだろう。ただし、そんな動機で勉強に取り組んでも大した結果にはならないだろうとは承知しておこう。また、勉強を頑張ったところで、所詮勉強ができるようにしかならない。「勉強さえしていたらどうにかなる」という過度な期待は禁物だ。

2.やりたいことが分かったら、それにリソースを集中せよ(リソース配分)

リソースを集中するというのはつまり、やりたいことに時間や労力を大きく配分し、そうでないことにはほとんど配分しないということだ。自分はリソース配分と呼んでいるが、これは高校生に限らず人生のあらゆる場面で重要な考え方だと思う。

私は高校の時に勉強を頑張りたいと思ったので以下は勉強を例に書く。同じような考え方が他のことにも適用できると思う。

勉強を頑張りたいなら、リソース配分に則れば、部活やアルバイトなど他のことはやるべきではい。勉強以外にリソースを割いていいのは余裕のある人だけだ。高校の勉強はハードなので、そんな人はなかなかいないだろう。

そして、勉強の中でもリソース配分するべきだ。最も簡単な配分方法は、志望校の志望学科の共通テストの傾斜配点と二次試験の配点を確認し、科目別に配点を足して、ある科目の配点が合計に占める割合を出す。それがあなたがその科目に割くべき勉強時間の割合だ。また取り組むべき優先順位でもある。例えば一般的な工学部機械学科なら、化学を入学後にほとんど使わないことを考慮して「数学>英語>物理>化学>その他」の順になるだろう。全ての科目を満遍なくやるというのは愚の骨頂なのでやらないように。大学受験に内申点は全く関係ないので、共通テストでしかいらない科目(国語の中の古文など)は授業時間だけ勉強し、課題はやらなくてもいい(やるべきではない)ということすら導かれる可能性がある。